九龍駅
まだ、香港が中国に返還される前、連れといっしょに香港へ。中国広州へ線路が通じている「九廣鉄道」に乗り、中国近くの大きな駅「大埔墟(タイポーマーケット)」まで行ってみました。まず、香港の始発駅「九龍」へ。九龍は映画・テレビで無秩序で喧騒のイメージを持っていましたが、普通の街並でした。ヨーロッパ風の客車を凸形ディーゼル機関車が引くスタイル。 3等車は木製の椅子、連れがいるので柔らかなソファーの1等車に乗りました。
   
大埔墟駅で下車、商店街をブラブラして街の中で昼食をとりました。まわりは皆地元の方。メニューもわからないので横で食べている人を指差して注文しました。線香のような香辛料の入ったご飯と骨付きの鳥肉が添えられた料理で、食べ物についてはこだわらない私ですが、全部食べるのには苦労しました。連れはほとんど食べられず……。テーブルのまわりを飲茶を乗せたワゴンが行き来していました。ホテルの料理とは全く違う味でした。

このDLが客車を引く
 

大学駅の音
客車
 
DLの運転手さん
 
 

大埔墟駅の道路側
   
九龍への帰りはちょうど学校の下校時刻で学生ばっかり。日本の駅のように次の列車は○番線ホームの表示はないので、どのホームに列車が来るのかが予測できません。学生たちは列車が来るまでペチャクチャしゃべっていて、列車が来ると跨線橋を渡らず、線路を横切って走って列車に乗って行きました。こちらは跨線橋を渡っていると列車は出てしまいました。線路を横切るわけだ。

現在の九廣鉄道は電化されて近代的になっているようです。大埔墟駅も位置が少し移動していて、上の写真の旧駅舎は「香港鉄路博物館」になっているのですね。リンクさせていただいている野沢さんのくろがねの道で知りました。


大埔墟駅の線路側
 
 

跨線橋はトーマスに出てくるような英国風

学生たちは走って行く