7 …… PORTARIN IN BLUE


我が家の最寄り駅が地下になり、その上に大手レンタルチェーンの店がオープンした。何と深夜3時まで営業。これまで家から遠かったり、忙しくて貸し借りの手間がわずらわしかったりして、レンタルとは無縁の生活を送っていた。オープン前に入会金無料のキャンペーンをやっていて、息子が会員になりたいからいっしょに行ってよ、とせがむので、じゃついでに自分も会員になっとこうっ、と会員に。気が付くと家族4人が会員証を持っているのでした。まんまとオープン前の戦略に、コリァはめられたかな。

オープンすると娘が借りに行こうというの出かける。レンタル屋さんなんて何十年ぶりだろう。久しぶりの雰囲気にやや戸惑ったが、会員になっているのだからと娘とCDの棚を物色する。新譜が入口に並んでいて、流行の音楽がやっぱり大部分を占めている。奥の申し訳ないスペースにJAZZとクラシックの棚があった。JAZZの棚はレンタルだからなのだろう、知名度のあるミュージシャンの定番的アルバムが並んでいる。マイルスがいちばん枚数が多い。アートペッパーは1枚しかない。そう「ミーツ・ザ・リズムセクション」。たいてい聴いたりしたものなので借りるものがないなぁ、て迷っていると「大西順子」というコーナーがあって、5枚程のCDが並んでいる。CDの枚数の多いミュージシャンの方かな。

前にテレビのMt.Fuji Fes.で1曲だけ聴いて、それほど記憶には残らなかった。サダナリ・デラックスの定成さんに1度だけお会いしたとき「大西順子っていいですよ」と言われたことを思い出し1枚レンタル。Live in Erope’96。モントルー他のジャズフェスティバルでのライブを集めたもの。

帰って早速聴く。初めの曲PLAY,PIANO,PLAYから快調で、完全にノックアウトされてしまった。今までの日本人のピアニストと全然違う、自分のオリジナリティを持っているし、トリオでこれだけ聴かせる人はいないのでは……。それから初リーダーアルバムのWOW、Live at VillegeVanguardと続けて借りてしまいました。そして最近、トリオじゃないものが聴きたいとアルトサックスとトランペットの2管を加えたPiano Quintet Suiteも借りてしまいました。デビューアルバムから着実に幅が広くなっているというか、いい意味での余裕が出てきているような気がする。

レンタル屋さんのJAZZの棚の中でも結構枚数があるということは、それなりに人気も知名度もあるということなんだ。私が知らなかっただけだ。まあ、知っている人に言わせれば、何をいまさらということなのだろうけど、ホント感激してしまったので、書いたわけ。

ここに載せるにはTRAINがらみと決めていたので曲名をさがしたら「あった!」。かなりコジツケですがLive in Erope’96に「PORTRAIN BLUE」、くっ、苦しい。Piano Quintet SuiteではA列車も演ってるけど、こっちがいいかなっと。ジャケットは女性ということもあってか、ソフトフォーカスの奇麗なものですが、私は好きじゃない。Live at Villege Vanguardのジャケット裏モノクロ写真が昔のブルーノートもどきであって、こんな感じが好きなんで上に載せました。そして、一度「生」で聴いてみたくなっています。

余談ですが、流行のMP3も試してみました。フリーソフトだけでCD−ROMからMP3にできるんですね。これで大西順子アルバムも聴いています。しかし、恐ろしい世の中になったものだ……。


CD2WAV32 for Windows
Windowsの方がいろいろな
CD-ROMをWAVEファイルに変換するフリーソフト。
WAVEファイルのままだと
ものすごく大きくなるのでびっくり。
MP3にすると10分の1くらいのサイズに小さくなる。
1分の曲で約1MB。
圧縮ソフトを使えば小さくなって
フロッピーに入るかなっと思ってやってみたけど、
ほとんど効果なし。
そうか、MP3は圧縮されているんだと気が付いた。

SCMPX for Windows
MP32プレイヤーとしても多機能だが、
WAVEファイルをMP3に変換もできる。
これでフリーソフトというのがスゴイ。
最新版にバージョンアップしているらしい。
Play List Editorで順番の入替もできたり、
追加・削除で自分の好みに編集できる。
最新版ではイコライザーも付いた。

Sonique for Windows
誠にカッコの良い海外生まれのMP3プレイヤー。
英語版なので日本語の曲名は文字化けする。
操作は感覚で使えるので問題はない。
曲の編集、音質のコントロール、
CD-ROMも聴けるなどものすごく多機能。
これでフリーソフト。
左のメインと中サイズ、
下の小サイズの3つの画面を持っている
横文字に弱い私は、
最近は国産のSCMPXで聴くことが多い。
こちらはもちろん日本語の曲名でもちゃんと表示される。

MacAMP for Matchintosh
一方のMacにもフリーのMP3プレーヤーがあった。
Skinsで画面の色は変えられるようだが
まだ試してはいない。
MacのAIFF形式ファイルをMP3に変換する
フリーソフトMPecker Encoderも使ったが
iMacでは起動されなかった。
WindowsよりはMP3関係は種類は少ないみたい。
WAVEREC for Windows
CD-ROMじゃないとMP3にはできないのか?
と思いさがしたらありました。
外部入力から1分以上WAVEファイルにできるものが。
これを使って昔デンスケで録音した
TOYTRAINの音をMP3にして
アップしてあります。

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