栃尾線

※昭和47年12月30日夜から、正月休みと、暮れの休日出勤の代休を合せて12日間
ぐるっと北海道を回った最後に越後交通に寄ったときの話しです。

青森からロングラン特急「白鳥」で長岡へ。越後交通栃尾線に寄るためだ。駅で見ていると10〜15分ヘッドで電車が発着する。軽便の電車なのにすごい。線路の中央にパイプが引いてあって、水が出るようになっているし、信号設備も整っていた。

新潟色の旧スカ形70系で長野へ向かう。夕方、私の実家へ着く。翌日早めに家を出ると母親に言われました。「おまえは、家を旅館と間違えている」と笑っていました。

軽便鉄道の電車と思えないほど、頻繁に電車がやってくる。新幹線ができる前の長岡駅。国鉄の長岡駅と同居していた。

これも長岡駅の留置線に止まっていた貨車と車掌車の合造車。モデルにしたら最適と思われる好ましいスタイル。飛び出したハンドブレーキカバーと赤く丸い標識、屋根に近いテールランプがなかなかの味と思いませんか……。遠くに見えるのが国鉄長岡駅のホーム。


栃尾線も廃止された。
東北新幹線ができて長岡に行く機会があったのだが、
まったく昔の面影がなくなってしまっていました。当り前か……。